ロシア流の巨匠のアメリカで活躍したハイフェッツたちを育てたのが有名なレオポルド・アウアーの教本です。
カール・フッシャー出版社でわかりやすい英語とスペイン語で書かれてあり、辞書がなくてもだいたい大丈夫です。
基本的におさえなければならない技術の習得のポイントがアウアー流にワンフレーズの文になっていますが非常に参考になります。
左手のポジション学習も美しい二重奏でできており、さすがチャイコフスキーがヴァイオリン協奏曲を最初に見せたヴァイオリニストだと納得です。
右手はスタッカート等の技が載っています。そして豊かな響きを作るワンボウの運弓も説明されてあり、ソロを弾くときにもとても役立ちます。
東京藝術大学の名誉教授の浦川先生はこの教本がお勧めだそうです。
またシンフォニア出版から『アウアー著ヴァイオリン奏法』が翻訳されてでており、こちらは細かい文章で説明されています。
コメントをお書きください